PayPal(ペイパル)の継続課金・月額課金・定期課金の使い方と設定や入力方法

この記事では、「PayPal」を活用して継続課金のシステムを構築するために必要な「設定方法」や「入力方法」などの使い方について解説しています。
ですがその前に、そもそも「PayPal」や「継続課金」について、よく理解していない方もいると思うので、基本から応用までを順序立てて説明して行きます。
Contents
PayPalとは?
PayPal(ペイパル)とは、クレジットカードや銀行口座で支払いと受け取りが簡単にできる、オンライン決済サービスの名称です。
世界2億5000万人以上のユーザーが日々国内外で利用しており、特に会社経営者や個人事業主などがお金の受け取りをする際に活用するケースがとても多いです。
個人と法人の両方で利用できる決済のプラットフォーム
この「PayPal」は、幅広い層に利用されている理由として、法人だけではなく、個人の方も利用するコトができるコトが挙げられます。
ですので、法人経営者だけでなく、個人事業主や副業を行っている会社員・主婦・学生などを含めた、料金の支払い受け取りが必要なすべての方に幅広く利用されています。
クレジットカードでの支払いの受け取りが可能です
また、「PayPal」が幅広く利用されている理由としてもう1つあげられるのは、クレジットカードでの支払いの受け取りが可能になるという点です。
誰でも「PayPal」にてビジネスアカウントを作成するだけで、クレジットカードでの支払いを受け取るコトが可能になるので、インターネットビジネスやオンラインショップには非常に便利です。
また、入会金や登録料など一切必要がない点も、幅広い層に利用されているポイントです。
登録は無料ですが手数料がかかります
このように、入会金や登録料など一切必要がない「PayPal」ですが、決済を受ける際に「決済手数料(受け取り手数料)」が必要になります。
その決済手数料(受け取り手数料)は以下の通りとなっています。
- 【国内】月間売上高30万円以下:3.6 % + 40 円 / 件
- 【海外】月間売上高30万円以下:4.1 % + 40 円 / 件
なお、月間売上高が30万円を超える場合には、手数料が減額になる仕組みがあります。
このように手数料がかかりますが、非常に少ない金額で、誰でもカード決済でのお支払いを受け取るコトができるようになる「PayPal」は、ビジネスオーナーには欠かせないツールです。
継続課金・月額課金・定期課金とは?
では次に、「継続課金」とは何か?について、詳しく解説を進めて行きます。
「継続課金」とは、その名前の通り、継続して課金するコトを意味しています。
そして、この「継続課金」は、以下の3つの課金と、しばしば同様のモノとして取り扱われるコトが多いです。
- 継続課金(継続して課金する)
- 月額課金(毎月課金する)
- 定期課金(定期的に課金する)
この「月額課金」と「定期課金」の2つは、根本的には「継続課金」から派生したモノなので、同様のモノとして取り扱われるコトが良くあります。
「継続課金」は、誰もが憧れる理想的な収入
会社経営者や個人事業主にとって、「継続課金」は非常に魅力的で誰もが憧れる理想的な収入です。
なぜなら、毎月一定の額の収入や売上を見込むコトができるので、ビジネスや経営を安定的に進めて行くコトが可能になるからです。
ですので、「継続課金」を増やしていくコトができれば、毎月の売上に一喜一憂する必要がなくなるので、多く方が「継続課金」の取得を日々目指して切磋琢磨しています。
「継続課金」は、集金の手間がかかり面倒
ですが、「継続課金」は、集金を手動で行ってしまうと、非常に手間がかかって面倒な作業が必要になります。
なぜなら、請求メールをひとりひとりに送信した上で、全ての方の入金確認をするために、毎日銀行通帳の記帳やオンラインでの確認が必要になるからです。
ですので、誰もが憧れる「継続課金」ではあるけれど、すべての方が「継続課金」を生み出す商品を簡単に作り上げられるワケではありませんでした。
ですが、それはもう今となっては過去のコトで、「PayPal」が全ての方へと
「継続課金」を可能にしています!
PayPalでの継続課金のメリットとデメリット
「PayPal」には、「継続課金」に必要な手動で行なう必要がある全て業務を、システムが自動的に行ってくれる便利な機能があります。
その便利機能を活用すれば、一度「PayPal」を通して契約が締結されると、都度都度の請求や入金の確認を手動で行う必要がなくなるので、「継続課金」が非常にラクでスムーズになります。
そこで、「PayPal」での「継続課金」について、以下により詳しく解説して行きます。
一定のペースでカード決済による自動課金が可能です
「PayPal」を通して契約が締結されると、あらかじめ設定しておいた一定のペースにて、購入した方のクレジットカードに自動的に課金請求が行きます。
これによって、一定のペースでのカード決済を利用した自動課金システムの活用が可能になります。
月々の料金/年会費/分割払いなどの様々なビジネスモデルにオススメ!
一定のペースでの顧客のクレジットカードの自動決済が可能になると、以下に挙げるような様々なビジネスモデルをスムーズに運用するコトが可能になります。
- 習い事のお月謝/オンラインサロンの月会費
- 協会員として所属のするための年会費
- 高額商品の分割払いの支払い
ですので、「PayPal」にて「継続課金」が可能な便利機能を活用すれば、様々なビジネスモデルを安定的にスムーズに運営するコトができます。
入会金についても課金が可能です
「継続課金」に加えて、入会金などの「初月課金」をしたい場合には、「継続課金」ではない「通常課金」の仕組みを「PayPal」にて活用するコトで対応できます。
その場合、購入者に「継続課金」と「通常課金」の両方のシステムにて決済の手続きをして頂けば、「初月課金」が可能になります。
作り方や設定方法がとっても複雑で難しいです
このように、「PayPal」には非常に便利な「継続課金」のシステムが備わっているので、活用しない手はありません。
ですが、そのための作り方や設定方法がとても複雑で難しいので、活用するコトができずに困っている方はとても多いです。
そこでこの記事では、「PayPal」にて「継続課金」のシステムを構築するための設定方法とやり方について、以下にできるだけ詳しく解説して行きます。
PayPalでの継続課金の設定方法とやり方について
では、以下に「PayPal」にて「継続課金」のシステムを構築するための、設定方法とやり方について詳しく解説して行きます、
1. ビジネスアカウントに変更する
「PayPal」にて「継続課金」のシステムを構築するためには、通常の「パーソナルアカウント」を「ビジネスアカウント」に変更する必要があります。
この手続きを完了させるには、1週間ほどの時間が必要になりますが、必要な手続きとなりますので、コチラを参考にして完了させてください。
2. Paypalへログインする
「ビジネスアカウント」への変更手続きが完了したら、PayPalのトップページより自分のアカウントへログインをしてください。
ログインボタンをクリックすると、次のようなログイン画面が表示されます。
この画面が表示されたら、次の3つのステップにてログイン作業を完了させてください。
- アドレスまたは電話番号を入力
- パスワードを入力
- ログインボタンをクリック
すると、次の新しい画面が表示されますので、次のステップへと移ります。
3. 「ツール」→「すべてのツール」→「決済ボタン」
「PayPal」へのログインを完了させると、次の画像のような管理画面が表示されます。
この画面が表示されたら、以下の2つのプロセスを実行するようにしてください。
- 上部にある「ツール」をクリック
- 表示された「すべてのツール」をクリック
すると、次の新しい画面が表示されますので、「決済ボタン」が表示されるまで画面をスクロールダウンしてください。
画面をスクロールダウンして、「決済ボタン」が表示されたら、「開く」のボタンをクリックしてください。
すると、次の新しい画面が表示されますので、次のステップへと移ります。
4. 「新しいボタン」の作成
新しい画面が表示されたら、その画面の右側にある「新しいボタンの作成」のボタンをクリックしてください。
すると、以下のような「新しいボタンの作成」のための新しい画面が表示されます。
この画面が表示されたら、以下の8つのステップを順番に実行して、「新しいボタンの作成」を完了させてください。
- ボタンタイプの選択にて「購読」を選択
- 商品名と商品IDを入力
- 価格を入力→通過を選択
- ボタンをカスタマイズ(必要であれば)
- サイクル毎の請求額を入力
- 請求サイクルを選択
- 請求サイクルの終了について選択(継続課金の場合は:終了しない)
- 「ボタンを作成」をクリック
以上の手続きを全て完了させると、「新しいボタンの作成」が完了して、「継続課金」のシステムが「PayPal」上に構築されたコトになります。
さて次は、作成が完了された「契約課金」のシステムを、購入者へ届けるための設定について解説を進めて行きます。
「決済ボタン」の設定について
ここまでのプロセスにて、「継続課金」のシステムの構築を完了させたら、次は商品購入や契約の締結に必要な「決済ボタン」の作成を行います。
「PayPal」では、この「決済ボタン」を、以下の2通りの方法にて決済に活用して行きます。
- 「決済ボタン」を埋め込む(HP・ブログ)
- 「決済リンク」をメールで送信する
これら2つの方法があれば、ホームページやブログに「決済ボタン」を埋め込むコトはもちろん、購入者や申込者の自動返信メールへ「決済リンク」を送信するコトが可能です。
ですので、以下にこれら2つの方法について、それぞれ詳しく解説して行きます。
1. 「決済ボタン」を埋め込む(HP・ブログ)
「決済ボタン」を埋め込むには、以下の2つのステップを実行する必要があります。
- 「コードを選択する」ボタンをクリック
- 選択されたコードをコピーする
このステップにて「決済ボタン」のHTMLコードを入手できるので、そのままHPやブログへとペーストして「決済ボタン」を埋め込む作業を進めてください。
2. 「決済リンク」をメールで送信する
「決済リンク」をメールで送信するには、以下の3つのステップを実行する必要があります。
- 「メールアドレス」タブをクリック
- 「コードを選択する」ボタンをクリック
- 選択されたコードをコピーする
このステップにて「決済リンク」のURLを入手できるので、そのまま自動返信メールへと貼り付けして「継続課金」のシステムを完成させてください。
購入者から見た決済ページ
これまでのプロセスにて、「決済ボタン」や「決済リンク」を生成した場合、それらのボタンやリンクをクリックすると、下記の画像のようなページに飛びます。
ここでは購入者が、PayPalアカウントを持っている場合は右側の「PayPalで支払う」をクリックします。
一方で、PayPalアカウントを持っていない場合は左側の「購読する」クリックするコトで、それぞれの決済画面へと進んで行きます。
「リザーブストック」は初期設定のみでPayPalと連動
このように「PayPal」での設定は、かなり複雑で難しいので、多くのビジネスユーザーの頭を悩ませてしまう傾向にあります。
ですが、このような「PayPal」での都度都度の面倒な設定を必要としない「リザーブストック」というシステムを活用すれば、もう悩む必要はありません。
「リザーブストック」は、シンプルな初期設定のみで「PayPal」と連動させるコトが可能な、非常に便利なシステムです。
リザーブストックとは?
「リザーブストック」とは、25,000人以上の個人事業主や起業家が愛用しているクラウド上のマーケティングシステムです。
「リザーブ=予約」「ストック=蓄える」という名前の通り、セミナーやイベント、個人セッションなどの予約や顧客管理などが行える便利なシステムです。
また、自動返信メールやPayPal決済の連携機能により、必要な事務作業の多くをシステムにて自動化できるので、フル活用すると秘書を雇う以上のお仕事を担ってくれます。
以下の記事で「リザーブストック」について詳しく解説しているので参考にしてください。
「契約サービス管理」の機能で継続課金システムが構築できます
この「リザーブストック」には、「PayPal」と連結させるコトで、比較的簡単に「継続課金」のシステムを構築するコトができる「契約サービス管理」の機能があります。
この「契約サービス管理」は、「PayPal」での面倒な設定を必要とせず、「リザーブストック」の内部にて設定を完了させるコトができます。
この「契約サービス管理」の機能を活用するコトで、「PayPal」での難しい設定をせずに、様々な「継続課金」のシステムを構築するコトが可能です。
以下の記事で「契約サービス管理」について詳しく解説しているので参考にしてください。
契約の種別によって1ヶ月の契約数や決済額の上限が異なります
このように、とても便利な「リザーブストック」ですが、契約の種別によって1ヶ月の契約数や決済額の上限が異なります。
以下の表に、利用料や1ヶ月の契約数や決済額の上限について、有料契約の種類別にまとめてみました。
無料版 | プロフェッショナル | エキスパート | |
月額利用料(税込) | 0円 | 5,280円 | 月額10,560円 |
新規契約締結数/1ヶ月 | 2契約 | 5契約 | 上限なし |
PayPalでの合計決済金額 | 3万円 | 30万円 | 800万円 |
このように、利用している契約の種類によって、「継続課金」システムの1ヶ月の契約数や決済額の上限が異なっているので、利用する場合には注意が必要です。
なお、「リザーブストック」は招待制となっているため、利用したい場合には以下の記事より「無料版」の招待の申請をしてください。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、「PayPal」を活用して「継続課金」のシステムを構築するために必要な「設定方法」や「入力方法」などの使い方について解説してきました。
少し複雑に感じる箇所もあるとは思いますが、この記事を繰り返しチェックしながら「PayPal」での設定を繰り返せば次第に慣れて行くハズです。
ですので是非ともこの記事を参考にして、「継続課金」のシステムを活用しながら、ビジネスを成功に導いてください。
なお、リザーブストックの使い方については、以下の記事に詳しく解説をしているので、参考にしてみてください。
もしもアナタがまだリザーブストックを利用してない場合は、以下の記事から無料版の登録ができるので是非とも参考にしてみてください。